葬儀の挨拶やお悔やみについて

インターネット時代の「お悔やみメール」

2018年06月12日 16時06分

インターネット時代の「お悔やみメール」。メールでお悔やみなど失礼と思われるかもしれませんが、その感覚はだいたい間違っていません。失礼とされる場合が多いことは間違いありません。ただ、場合によっては許されます。
 
  • 親しい間柄の人たちなら可
「お悔やみメール」の条件は「親しさ」です。「お悔やみメール」が許されるのは、親しい間柄の友人や会社の上司、同僚など、完全に限られた人たちだけです。
 
「お悔やみメール」はなるべくシンプルにしましょう。親しい関係だけに、堅苦しい文章よりは、なるべく普段の会話のように、相手に接するよう心がけましょう。難しいことかもしれませんが、落ち込んでいる友人を気遣う、その心を伝えるようにしましょう。
 
  • 親族や、それほど親しくない人にメールはNG
あまり親しくない会社関係者や取引先の関係者、そして親族にメールでお悔やみを送ることは完全にNGです。
 
ただし例外もあります。その例外はメールで訃報を受けた場合です。亡くなった方の親族、もしくは関係者の方がメールで訃報の連絡をしてきたのは、何か理由があってのことだと推測されます。
 
このような場合は、相手への気遣いを優先し、メールでお悔やみを伝えてもいいでしょう。メールでお悔やみを伝える場合も、忌み言葉には注意し、必ず間違いが無いようにしてください。また、文字化けを誘発する可能性のある機種依存文字や特殊な文字は、絶対に使わないようにしてください。
 
  • 香典に手紙を添えてお悔やみの言葉を送る
お悔やみの言葉は、遺族に直接伝えるのが本来の姿です。しかし、何らかの事情で葬儀中に訪問することができない場合もあります。そのような場合は、出席できない理由を手紙の中で簡潔に説明しましょう。手紙で伝えるべきことは以下の通りです。
 
  • 故人との関係
  • 葬儀に出席できない理由
  • お悔やみの言葉
  • 遺族への気遣い
 
故人との関係には必ず触れてください。香典に手紙を添えて送る場合の多くは、故人とそれほど深い関係ではないと考えられます。遺族の方にとっては、どのような関係か分からない場合もあります。
 
手紙を書く場合の注意点ですが、パソコン等は使わず、自筆するようにしてください。筆を持つ機会などほとんど無いという方も多いと思いますが、なるべく手書きの手紙にしたいものです。また、手紙を書く際は縦書きですのでご注意ください。忌み言葉にも注意しましょう。
 
香典に手紙を添えて送るタイミング
香典に手紙を添えておくる場合、一般的には初七日までに出すことがいいとされています。遺族側は「四十九日」までに届いた香典に「香典返し」をしなければなりません。そのため初七日が過ぎてしまった場合でも、なるべく早く送るようにしましょう。
 
仏式の場合は普通、不祝儀袋に「ご霊前」と書きますが、一部宗派では他の言葉を使うことがあります。また神式の場合は「御玉串料」、キリスト式の場合は「御花料」と記入します。
 
  • 弔電を送る
もう一つ、どうしても葬儀に出席できない場合の対処方法に「弔電」があります。ただし「弔電」は、葬儀や告別式の前日までに届くように手配する必要があります。NTTや郵便局で「弔電」を送ることの可能なサービスを提供しています。文例なども用意されているので、利用もかんたんです。喪主の名前が分からない場合は、故人の名前に「ご遺族様」などと添えてください。
 
  • 後日、どうしても弔問したい場合は、まず遺族に連絡
香典を送り、手紙や弔電で弔意を表していたとしても、どうしても弔問したいという場合もあるでしょう。この際は、まずは遺族に連絡して、弔問に伺っても大丈夫かどうかを確認しましょう。
 
葬儀が終わった後に伺うのですから、ご遺族もいろいろと後片付けに多忙だと考えられます。もしかしたら都合が合わない可能性もありますが、その際は日を改めるようにしましょう。
 
後日、弔問に伺う場合は、喪服は着用しません。あくまでも地味な平服で伺います。アクセサリーも同様です。
 
また、葬儀同様、長居はしないようにしましょう。
 
弔問や手紙については、なかなか難しさがありますが、遠くに住んでいる場合や、葬儀後に亡くなったことを知るケース、また年賀欠礼で知るケースもあるでしょう。後日、弔問できればいいのですが、なかなかそうはいかない場合も多いでしょう。特に死を知るのが遅かった場合は、香典を送ると、逆に遺族の負担になってしまうこともあります。ケースバイケースですが、遺族の感情を一番に考え、最良と思われる判断をするよう心がけましょう。
 
  • 葬儀での挨拶やお悔やみについてのまとめ
お通夜での弔辞は喪主として最初の挨拶となります。喪主あいさつの機会は、葬儀全体を通して数回ありますが、「お通夜」と「葬儀式・告別式」での挨拶がメインになります。感謝の言葉を伝える場面になりますが、たとえ内容が被ったとしても問題はありません。式の構成により、挨拶のタイミングは変わりますが、特に葬儀社にお願いしているのであれば、指示に従うようにしましょう。
 
あなたが喪主や遺族であっても、弔問客であっても、葬儀の席では避けるべき言葉「忌み言葉」があります。この「忌み言葉」は、喪主挨拶の際、弔辞を述べる際、また弔電や手紙のように文書で弔意を表す際にも気をつけなければなりません。
 
最近は訃報がメールなど、インターネット経由で届くことも珍しくありません。ただし、メールで訃報が届いた場合は、状況を考えてお悔やみの言葉を送ることが求められます。
 
通常、訃報をメールで知らせる場合、親しい関係にあると思います。まずは遺族の状況や心情を考え、なるべく「お悔やみ申し上げます」のような堅苦しい言葉を使わず、普段着の優しい言葉をかけてあげるようにしてください。また、メールで訃報の連絡を受け取った場合以外に、メールで遺族に連絡したり、弔意を表したりすることは失礼に当たります。
 
葬儀での挨拶にしても、お悔やみメールにしても、なかなか一筋縄ではいきません。悲しみや緊張の中で、上手く挨拶ができないのではと心配になる気持ちも分かりますし、手紙やメールだと、なかなか気持ちが伝わらないのではと心配になることも理解できます。
 
でも心配はいりません。「話がうまくできたか」とか「文章が上手く書けたか」ということよりも、相手はあなたの「気持ち」を感じることができれば、それでいいのです。「喪主挨拶」にしても「お悔やみ」にしても、気持ちが入ってさえいれば、それは誰の心にも伝わるものです。